1st モデル

ーインデックスの接合方法が最大の特長ー

漆塗や蒔絵により作られている時計文字盤の多くは、漆工作品としての美しさばかりを強調し、インデックスが付けられておらず、またインデックスがあった場合でも接着であることから時計本来の機能が犠牲になってしまう。​しかし、この天賞堂オリジナルウォッチであるJ-FACEは、あえて難易度の高いインデックス付の漆文字盤の製作にチャレンジした。製作にあたっては、印籠や棗の蓋と身の合わせ目で用いられる「切合口」と呼ばれる精緻な漆工の伝統技法を応用して文字盤の小さな穴をふさがないように漆を塗り、インデックスをピッタリと接合できるようにした。これにより、文字盤の漆の塗面のきわが全て直角に立ち上がり、文字盤内のインデックス用の穴に対して精密なスペースを確保することができ、インデックスを伴う初めての漆文字盤として商品化が可能となった。

2nd  モデル

​ー世界初となる沈金の技法による漆文字盤の誕生ー 

天賞堂オリジナルウォッチJ-FACE 2ndモデルは新たな漆芸技法を取り入れました。

その技法とは「沈金」。沈金は塗面にノミで文様を彫り、漆を擦り込んで金箔・金粉を付着させます。堅牢な輪島塗だからこそ江戸時代に華開いた技法で、漆黒に浮かぶ優美で繊細な意匠が特徴。

ノミで削るため、筆で書くより繊細でシャープに表現が可能である。そこで世界初にこだわったのではなく、あえて難度の高さに挑むことにした。沈金文字盤が難しいのはやはりサイズである。時計の文字盤はじっと見るもので、場合によってはルーペで拡大します。よって直径4㎝足らずの文字盤をA4サイズに拡大しても、粗が出ないよう品格を備え、見る方が感動するレベルの高いものとなっている。

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