時計文字盤コンテスト
2009年、創業130年に際し漆工のメッカ、石川県輪島市の漆芸家北村辰夫氏と天賞堂は共同で漆工文字盤の腕時計開発に着手した。この折、地域産業でもある漆工に産地で従っている若い工人たちにもチャンスの場を与えて欲しいと願う北村氏の提案を快諾し時計文字盤コンテストを開催した。また、数年後には第2回目となる時計文字難コンテストを開催し、今回は漆工以外にも技の領域を広げて、日本の工芸に内在している世界レベルの強い訴求力を、新しい腕時計の開発に参画するかたちで、工芸自らが検証する場になった。
また、日本が誇る工芸の技と美を、これも得意とする精密工業である時計製作に活かして、新しい創作的な産業の芽を世界に向って伸ばそうとする試みでもあった。今思えばこの1回目の文字盤コンテストの開催が成功しなければ今の漆文字盤時計「J-FACE」は誕生していないであろう。

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